独立支援制度・人事考課制度・のれん分け制度の導入

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認定誤差

評定誤差とは、「考課者が無意識のうちに陥る誤りのこと」です。

主なものとしては、「ハロー効果、寛大化傾向、中心化傾向、対比誤差など」があります。

人事考課制度を導入している多くの企業で、この評定誤差が生じています。

これらを防止する方法については、様々な方法があるのでここでは省略しますが、その防止法として、最も有効なのが「考課者訓練」です。

私どもでは、独立支援制度(社内フランチャイズ)を導入した企業様はもちろん、他社で人事考課制度を構築した企業様にも、社労士が中心になって考課者訓練を行います。
人事考課制度がうまくいっていない企業様は、考課者訓練が必要かもしれません。

考課でおかしやすいエラー

考課者が考課を行うにあたって、「認定誤差」の他にもおかしやすいエラーがあります。
考課をする際には、次に示すエラーに陥らないように留意して考課してください。

 ハロー効果
被考課者のある点で優れていると、他についても優れていると思いがちであるし、またある点で劣っていると、他についても劣っていると思いがちです。
すなわち、被考課者の全体的印象によって個々の考課項目を判定してしまう傾向をいいます。
人事考課の理解不足によるものです。
 
寛大化傾向
考課に甘辛はつきもので、そのうち甘くなる状態を寛大化傾向といいます。
具体的には、5段階評価で5や4ばかりを選んでしまう、といったことを指します。
その理由としては次のようなことが考えられます。
(A) 被考課者に嫌われたくない思いがある
(B) 被考課者に対する心情的なものがある
(C) 考課者の自信欠如
(D) 考課者の観察指導の不十分

  中心化傾向
考課結果が標準レベルに集中し、無難なところに考課する状態を中心化傾向といいます。
考課を無難にすることだけを考え、5段階でいうと「3」ばかりが増えます。
これは考課者が、
(A) 極端な考課差を出したくないと思っている
(B) 考課者の自信欠如
(C) 被考課者についてよく知らない
(D) 被考課者の行動の把握が正確でない
などがその原因と思われます。

 対比誤差
考課者が自分の能力、特性と反対の方向に被考課者を考課する傾向をいいます。
考課者自身と比較し、自分の得手の事項については厳しく、不得手な事項については甘くみてしまう、あるいは同程度の人物と比較して考課してしまいます。
例えば、几帳面な考課者が部下の几帳面さを実態よりも低く考課する、又は反対に、ルーズな考課者が被考課者を実際以上に規律正しいと見るような傾向です。

 極端化傾向
わずかでも良ければ「一番高い点」、悪ければ「一番低い点」をつけてしまいます。
段階の定義を把握していないためにこのようなエラーを起こします。

 

その他にも様々なエラーが存在しますが、そのようなエラーが生じる理由は適切な考課者訓練を行っていないからです。

私どもでは、言葉で伝えるだけでなく、映像等も利用しながら、考課者訓練を行います。
考課者訓練についてお困りの方はご相談ください。

人事考課制度の詳細についてはコチラ

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